診療放射線技師は、養成校の大学もしくは専門学校を経て、国家試験に合格することで免許が得られます。
その後、総合病院やクリニック、健診センターなどに就職し、レントゲンやCTなどさまざまな放射線関連の仕事を行います。
今回は、女性が診療放射線技師になるメリットを5つ紹介します。
女性しか行えない検査がある
女性にしか行えない検査、
それは、
マンモグラフィです。
乳房X線撮影のことで、乳がんを発見するための検査の1つであり、女性の放射線技師が担当します。
以前は女性の放射線技師が少なく、男性が検査を行うこともありました。
しかし、女性の放射線技師の増加や患者からの要望もあり、いまではほとんどの病院でマンモグラフィは女性の放射線技師が行っています。
私は大学病院で10年以上勤務していますが、マンモグラフィは女性の技師しか行いません。
マンモグラフィだけでなく、乳腺エコー・乳腺MRI・乳腺PETと乳がんに対する検査が増えてきています。
そのため、女性が活躍する機会がとても増えてきています。
女性の診療放射線技師が増加傾向
20年ほど前は、診療放射線技師養成校の男女比は、男2・女1であり男性のほうが多くいました。
現在は、男女比は1:1であり、学年によっては女性のほうが多いこともあります。
女性の管理職や大学教員も増えてきており、職場での活躍の場が増えています。
周りに男性が多く助けてくれる
診療放射線技師の仕事の中には、患者を支えたり持ち上げたりと力仕事が少なからずあります。
さらに、扱う装置が大きく、身長的に不利な場合もあります。
先ほど、女性の診療放射線技師は増えてきているといいましたが、ベテラン勢は男性の方が多いです。
力や身長が不利な業務は、男性が行うことがほとんどです。
産休育休が取りやすい
もはや「産休育休が取りやすい」というのは世間的にはあたりまえのことかもしれません。
しかし、看護師や臨床検査技師などほとんどが女性の職種・職場では、「産休育休は取りにくい」「申し訳ない」と思うそうです。
診療放射線技師の職場では、まだまだ男性が多いため、病院内の別の職種よりも「産休育休が取りやすい」と言えます。
パートの時給が高い
出産後に総合病院を辞めてパート(アルバイト)勤めになる人がいます。
診療放射線技師のパートは、正社員に比べて勤務時間や勤務日数を自由に決められます。
そして、時給がおよそ2000円!
一番低くても1200円。
高いところは3000円や4000円ということも聞きます。
やはり、国家資格であり専門性が高いため時給は高くなっていると思います。
まとめ
女性が診療放射線技師になるメリットを5つ紹介しました。
最近では女性が活躍する場がとても増えてきています。
そのうえ、待遇や女性の扱いはとても良い環境となっている職場が多いと思います。
今後も女性の診療放射線技師は増えていくことが予想されますが、それだけメリットがあり需要があるのだと実感します。
多くのかたが診療放射線技師という職業を知り、志してくれることを願っています。
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