こんな診療放射線技師は必要ない「働かないおじさん」

radiological technologist
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どんな職場、どんな職業でも、「働かないおじさん」っていますよね?

診療放射線技師も「働かないおじさん」はたくさんいます。

その働かない年配の診療放射線技師は、現場に必要ありません。

今回は、そんな必要としていない診療放射線技師の特徴を紹介します。

タカ
タカ

私は国立大学を卒業後、大学病院で10年以上勤務しています。そんな私の知識を経験を元にお伝えします。

「働かないおじさん」への批判が多くなっていますので、読みたくない人は見ないようにしてください。

必要ない「働かないおじさん」の特徴

昔話をする人

「昔は〇〇だった」「俺らの時代は〇〇だった」「前はこうやってた」などの昔話をする人は必要ありません。

いまはもう存在しない「フィルム/スクリーン系の話」を、誰が聞きたいのだろうか。聞くメリットがあるのだろうか。

一番良くないのは、「あの頃はよかったな~」と過去を美化して語ることです。

「前は良かった=今は良くない」のように言っていますが、それは自分が今の時代変化について行けていなくて、過去のついて行けていた時代を懐かしんでいるだけにすぎません。

ただ成長していない自分を肯定できないだけのように感じます。

昔話は誰も興味がありません。

下のスタッフから「以前はどうでしたか?」という質問があれば、話す価値はあると思いますが・・。

タカ
タカ

昔話には、「そうなんですね~」としか返答できないですよね。

メーカーに横柄な態度の人

医療機器メーカーの方に偉そうに上から目線な人は必要ありません。むしろ社会人として恥ずかしいです。

診療放射線技師が検査で使用する機器(X線発生装置やCT装置など)を設置・整備してくれるのは医療機器メーカーの方です。

機器にエラーが出てX線が出なくなったり、機器が動かなくなったりした場合、医療機器メーカーへ連絡して修理してもらいます。

もはや放射線関連の機器は医療機器メーカーの力なくして稼働させることはできないのです。

そんなメーカーさんに対して、

「故障したからいますぐ来い!」と相手の予定を無視した指示をしたり、ため口で直属の上司かのような振る舞いをしたりする人がいます。

社会人としてとても恥ずかしいと思います。

メーカーさんがいなければ我々診療放射線技師は検査ができないのにもかかわらず、横柄な態度を取ることが考えられません。

きっとメーカーさんも修理に来ても気分がよくないと思います。

機器の故障はだれもが予想できないものです。故障により検査ができない時間が発生していてもメーカーのせいではありません。診療放射線技師がイラついても仕方がないのです。

修理に来るメーカーさんも自分のせいではないのに、「申し訳ありません」と言ってくれます。

診療放射線技師としては、修理してくれたメーカーさんに感謝とリスペクトを伝えるべきだと思います。

それができない診療放射線技師は社会人として改善する必要があります。できなければ、もう必要ありません。

新しい装置・機能にいちゃもんをつける人

新しい装置や機能にいちゃもんをつける人は必要ありません。

放射線関連の装置や機能は毎年どんどん進化していきます。

より良い画質が得られる、より効率的に検査が行える、そんな装置や機能がつぎつぎと開発され、実装されてきています。

最近ではAIも組み込まれてきています。

そんな装置や機能に対して、とりあえず評論家のようにいちゃもんをつける人がいます。

実際に使用したこともないのに・・。

結局いちゃもんをつける人は、新しいことを覚えるのが面倒なのです。もしくは難しそうで覚えられないと思っているため、反対して導入をやめさせようとしているのです。

そんな人は時代の変化にどんどん取り残されていきます。

もう必要のない人としか言わざるをえません。

学会発表することになんの意味があるの、と言う人

「その研究結果は臨床に役立つの?」「そもそも学会発表になんの意味があるの?」と言う人は必要ありません。

診療放射線技師が参加する学会はさまざまあります。

日本診療放射線技師会や日本放射線技術学会が主な学会であり、そのほかにも脳神経外科関連や循環器関連、救急関連の学会が多数あり、診療放射線技師が日頃の研究成果を発表する場が多く存在しています。

どんな分野でもまだまだ検証されていないことがたくさんあり、それらを検証した最新の情報を得るために学会があり、我々診療放射線技師も自施設で検討をして成果を発表をしています。

学会発表にいたるまでに、時間外に試行錯誤して実験を繰り返すため、時間がかかってしまいます。

中にはその検証の結果が、臨床上なにも影響がないことがわかることがあります。

そんな姿を横目に「その実験になんの意味があったの?」「時間の無駄じゃん」などを批判する人がいます。

批判する人は、研究発表をしたことがない人がほとんどです。

たしかに、未解明なことを検証しなくても、メーカーの言うとおりに装置を使えば検査はできます。

しかし、それだけではその装置の特性や機能を十分に発揮できていないままです。むしろ、放射線技術全体で考えるとわずか数%しかわかっていない状態だと思います。

学会発表のためにさまざま検証することで、さらなる画質の向上や業務の効率化が可能となります。

その可能性を批判し、現状維持だけをしている人はほんとうに必要ありません。

タカ
タカ

私はそんな「働かないおじさん」を反面教師だと考え、そうならないように成長してきました。その点においては感謝しています。

「働かないおじさん」でも貴重な戦力

なんだかんだいって、現場では「働かないおじさん」に働いてもらうしかありません。

むしろ、その「働かないおじさん」が活躍する場面があります。

それは、

  • クレーマーに対する対応
  • たまにしかオーダーされないX線撮影
  • 患者移乗時の人手

といった場面です。

やはりベテランであるため経験値はとても高いのです。

「働かないおじさん」と決めつけていた人も、使い方によってはとても貴重で重要な戦力と言えます。

経験豊富なベテランと新しいことにドンドン挑戦していく若手が融合することで、組織として成長できると思っています。

若手スタッフも「働かないおじさん」に嫌気がさして、愚痴を言ったり仕事のやる気を失ったりせずに、ベテランスタッフの経験で培った技術を盗めるだけ盗み、技術的にも精神的にも追い越すことを目指すのがよいかと思います。

この記事が、未来ある診療放射線技師の励みになれば、と思っています。

ほかにも、診療放射線技師として働く上で参考になる記事を書いていますのでそちらもご覧ください。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

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